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飲食店経営ガイド Vol11 :マーケティング戦略の実行で必要なものは

上海での成功に不可欠な「マーケティング」プロセス


前回までの連載でマーケティングの基本要素についてお話しましたが、今回はこれらの知識をどう事業に活かすのかについてお話します。ただ、今まで解説してきたマーケティング戦略を同時に実行することは、リソースの点でも費用の点でも非常に困難です。どのマーケティング戦略を最初に実行すべきかは状況によって異なります。

例えば、コミュニケーション戦略ひとつをとっても、全くの新規開店であればまず店の認知度を高めることから始めますし、オープンしてある程度の時間が経った店は常連客を通じての宣伝ができます。既に優良な固定客がついている場合には、新規顧客獲得にそれほど注力する必要はありません。
当然、経営者はあらゆる場面において事業での判断を求められますがここではまず判断のポイントを挙げます。それは市場の変化に敏感になること、常に市場状況を知ることができる仕組みを作ること、顧客の視点で判断することです。

市場の変化に敏感になるには経営者の細かい心がけが大事です。何気なく窓の外を見ていてもあらゆる情報が飛び込んできますし、外食は情報収集の格好の機会です。普段から市場の変化、顧客の嗜好の変化に敏感であるべきです。
常に市場状況を知ることができる仕組みを作るには、まず社内で情報を入手、分析、報告できる仕組みを作るべきです。インターネット上で得られた情報であっても同様の作業が必要になります。困難であれば、最初のうちは入手のみアシスタントに任せる方法もあります。
悪い例が社内にマーケティング担当者などがいるにも関わらず、情報が伝わっていないことです。老板(社長)が忙しい、あるいは機嫌が悪いなどの理由で報告のタイミングがないといったこともありますが意外と情報流通の仕組みがなりたっていない場合があるものです。
顧客の視点で判断することは実際にサービスを受益する側に立って考えることです。日本から中国に進出したばかりの経営者に多いのが、顧客のニーズを汲み取る際に、中国でサービスを行っているという前提条件が薄れてしまいがちなことです。最終的に重要なのは顧客の視点に立つということではないでしょうか。

飲食店は顧客に料理などに満足してもらいお金を払って頂くことが目的です。マーケティングというコンセプトやツールももちろん重要ですが、今一度原点に戻って何をすべきかを考えてみるのもよいかとも思います。
情報提供: BiZpresso Vol.31 10月23日発行



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